気に入った靴って、壊れるまで履いちゃう。

2020-10-21

だって、足に馴染んでいてはき心地がいいんだもん。

わかります。その気持ち。

足に馴染んだ靴って、無意識に履けていますよね。

そしてどこか安心。愛着もある。

果たして。それは靴と足の為に本当に良いと言えるのか。

この記事をご覧になっている方々は、お気付きのことだろう。

「こう言う書き出しは、本当は良くないことだと相場が決まっている」

残念ながらその通りです。

まず、靴を形成している素材の寿命というものが存在します。

それをそのまま履いていると、足もその崩れた形に合わせて崩れてくるということです。

スポーツシューズのメーカーさんに言わせると、せいぜい3ヶ月。もって6ヶ月がいいところだとのことでした。

販売店の方々も同じようにおっしゃってました。

「売りたくて言ってるんじゃないんです!本当なんです!」

皆さん口を揃えておっしゃってましたが、かえって胡散臭く感じたのは内緒です。

確かに自分でスニーカーを履いていると、1ヶ月ほどで靴が歪み、半年ほどでアウトソールの削れがかなり目立つようになります。

決して褒められた形ではない私の足の形になり、それがさらに外側から崩れているわけですから、靴にとっても足にとってもいいことない。ということです。

メーカーさん。靴屋さん。疑ってごめんなさい。

でも、残念ながら履き心地悪くないんですよねぇ。そういう靴。

逆に履かない靴って、足を入れた時の違和感が強い。

何回か履いても違和感が拭えない。

靴屋さんで選んだときはいいのに、買って帰って改めて履いたら疲れるとか痛いとか。

そういう靴は、下駄箱の肥やしになりがち。…今は下駄箱って言わないのかな。

決まった症状が出ることもあるし、皮膚に速攻でエラーが出たりする。

靴ずれになった靴は、私は2度と履かない。

かといって、すぐに捨てられない。なんの呪縛なのか。

自分と靴のためには、適切な使用期間と適切な靴のタイプを理解しておきたいです。

靴を買うときは。

シューフィッターがいる店に行くか、または自分の足のタイプを徹底的に理解しておくこと。

特に。革靴とスポーツシューズは。

スニーカーやサンダルはそこまで考えなくてもいいかもしれないですけど。

巡り巡って、自分のため。

コンフォータブルな靴は、コンフォータブルな体の動きを誘導してくれます。

快適な動きは、体の不調の原因を減らしてくれる可能性があります。

ちょっとだけ。靴を観察してみてください。

健気です。本当に。

何か感じるところがあったら、靴に対して何かアクションを起こしてみてください。

足と体を意識する第一歩です。