だって、足に馴染んでいてはき心地がいいんだもん。
わかります。その気持ち。
足に馴染んだ靴って、無意識に履けていますよね。
そしてどこか安心。愛着もある。
果たして。それは靴と足の為に本当に良いと言えるのか。
この記事をご覧になっている方々は、お気付きのことだろう。
「こう言う書き出しは、本当は良くないことだと相場が決まっている」
残念ながらその通りです。
まず、靴を形成している素材の寿命というものが存在します。
それをそのまま履いていると、足もその崩れた形に合わせて崩れてくるということです。
スポーツシューズのメーカーさんに言わせると、せいぜい3ヶ月。もって6ヶ月がいいところだとのことでした。
販売店の方々も同じようにおっしゃってました。
「売りたくて言ってるんじゃないんです!本当なんです!」
皆さん口を揃えておっしゃってましたが、かえって胡散臭く感じたのは内緒です。
確かに自分でスニーカーを履いていると、1ヶ月ほどで靴が歪み、半年ほどでアウトソールの削れがかなり目立つようになります。
決して褒められた形ではない私の足の形になり、それがさらに外側から崩れているわけですから、靴にとっても足にとってもいいことない。ということです。
メーカーさん。靴屋さん。疑ってごめんなさい。
でも、残念ながら履き心地悪くないんですよねぇ。そういう靴。
逆に履かない靴って、足を入れた時の違和感が強い。
何回か履いても違和感が拭えない。
靴屋さんで選んだときはいいのに、買って帰って改めて履いたら疲れるとか痛いとか。
そういう靴は、下駄箱の肥やしになりがち。…今は下駄箱って言わないのかな。
決まった症状が出ることもあるし、皮膚に速攻でエラーが出たりする。
靴ずれになった靴は、私は2度と履かない。
かといって、すぐに捨てられない。なんの呪縛なのか。
自分と靴のためには、適切な使用期間と適切な靴のタイプを理解しておきたいです。
靴を買うときは。
シューフィッターがいる店に行くか、または自分の足のタイプを徹底的に理解しておくこと。
特に。革靴とスポーツシューズは。
スニーカーやサンダルはそこまで考えなくてもいいかもしれないですけど。
巡り巡って、自分のため。
コンフォータブルな靴は、コンフォータブルな体の動きを誘導してくれます。
快適な動きは、体の不調の原因を減らしてくれる可能性があります。
ちょっとだけ。靴を観察してみてください。
健気です。本当に。
何か感じるところがあったら、靴に対して何かアクションを起こしてみてください。
足と体を意識する第一歩です。